投資を始めたばかりの頃、僕には投資の知識がほとんどありませんでした。
今でこそ「長期投資」「インデックス投資」「損切り」など、いろいろな言葉を知っていますが、当時はそんなこともよく分かっていませんでした。
そんな僕が、最初に購入した株がANAでした。
なぜANA株を買ったのか
当時、海外旅行に行くことが好きで、毎年のように旅行をしていました。
そこでANAの株主優待に興味を持ったんです。
「どうせ旅行するなら、ANAの株を持って株主優待をもらえたらいいな」
そんな気持ちでした。
しかも、株価が上がれば資産も増える。
優待をもらいながら、お金も増えたら一石二鳥じゃないか。
今考えると、とてもシンプルな理由です。
投資経験はまったくありませんでしたが、ANAのような有名企業なら大丈夫だろうと思っていました。
そして、ANA株を27万3,000円ほどで購入しました。
買ったときは、
「優待もあるし、長く持っていればいい」
そんなふうに考えていました。
ところが、株価は少しずつ下がっていった
株を買ったあと、当然ですが株価が気になります。
最初は「そのうち上がるだろう」と思っていました。
ところが、少しずつ株価が下がっていきます。
そして、含み損が増えていく。
当時の僕が一番怖かったのは、
自分が頑張って貯めてきたお金が減っていくことでした。
今なら数千円、数万円の値動きだけで投資判断を変えることが必ずしも良いことではないと分かります。
でも、当時は違いました。
投資について何も知らない。
なぜ株価が下がっているのかも分からない。
この先、本当に戻るのかも分からない。
そんな状態で、自分のお金だけが減っていく。
それが怖かったんです。
結局、
「これ以上下がるのが怖い」
という気持ちから、すぐに損切りを考えるようになりました。
そしてANA株は、27万1,000円ほどで売却しました。
損失は約2,000円。
金額だけを見れば、大きな損失ではありません。
でも、当時の僕にとっては違いました。
一生懸命働いて、無駄遣いをしないようにして、少しずつ貯めてきたお金。
それが、何も生み出さないまま減っていくように感じたんです。
「投資って怖いな」
これが、僕の最初の投資経験でした。
次に買ったのは花王
ANAを売ったあとも、投資をやめたわけではありませんでした。
次に購入したのが花王です。
当時は、
「日本株なら花王を買っておけば大丈夫」
というような評判がありました。
投資初心者だった僕は、その言葉を信じました。
そして花王を65万7,000円ほどで購入。
ところが、花王も思ったようには上がりません。
こちらも株価が少しずつ下がっていきました。
ANAのときと同じです。
株価を見るたびに、自分の貯金が減っていくような感覚になる。
そして結局、花王も62万8,000円ほどで損切りしました。
ANAと花王。
どちらも大きな損失ではありませんでした。
それでも当時の僕にとっては、かなり精神的につらい経験でした。
そして、この2つの経験から初めて、
「投資をするなら、買う前にもっと勉強しないといけない」
と思うようになりました。
そんなときに興味を持ったのが米国株だった
日本株で失敗したあと、いろいろな株について調べるようになりました。
その中で、気になったのが米国株です。
きっかけは、コカ・コーラでした。
僕自身、コカ・コーラが好きだったんです。
「自分が好きな会社に投資してみるのも面白いんじゃないか?」
そう思って、コカ・コーラの株について調べ始めました。
好きな会社を応援できる。
そして、もし運がよければ、その会社の成長と一緒に自分の資産も増えていく。
そんな考えでした。
そこから米国株について調べていくと、日本株とは違う仕組みや、1株から購入できることなどを知りました。
そして、僕の投資対象は日本株から少しずつ米国株へと広がっていきました。
この頃の僕は、まだ投資のことをほとんど分かっていません。
でも、ANAと花王で失敗したことで、
「何となく買うのではなく、もっと投資について知りたい」
と思うようになっていました。
そして、ここから僕は米国株やインデックス投資について調べ始めることになります。
今振り返ると、この最初の失敗が、その後の僕の投資人生を大きく変えるきっかけになったのかもしれません。
※この記事は、投資初心者だった当時の僕自身の経験や考えを記録したものです。特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。
